2020/12/05 19:36
最近、自分の中で少し不気味な商品をセレクトするのがブームです。
人形の頭だけとか、手や足だけ、など。
もちろんパーツが完全に揃っている人形といった商品にも惹かれはするのですが、不完全の美というのでしょうか、何かが欠けているもの(むしろ欠けている部分の方が多いもの)にはとても魅力を感じます。
MAISON QUE QUEで取り扱っている商品の大半は、国内外のヴィンテージアイテムで、一点ものです。どの商品にも言えることですが、商品には物語があると思います。いつ、どこで作られて、どんな人がどのように使っていたのか。私たちは、それらを想像することで、商品を一層愛おしいものにできると思うのです。
人形の顔や手足といったパーツは、その最たるものではないかと私は思っています。
普通は手が取れてしまったりしたら、捨ててしまうと思うのです。
けれども、捨てずに取っておいた、いや、捨てられなかった理由がそこにはあると思うのです。
それらに思いを馳せて商品を見返してみると、一点一点がさらに愛おしく感じられて、次はどんな人の元へと旅立って行くのだろう、ととても楽しみな気持ちになります。
MQQのお客様の中にも、どうやらそういった商品を気にかけてくださっている方がいるようなので、これからもアンテナを高くして、不気味にもかわいい商品も、セレクトしていこうと思います。